第五話円盤くらげ

(備忘録・雑多)

好きで在る事

よく見かけるし、私もよく言う「解散してからじゃ手遅れ」という言葉にかかる付加。

「あなた達がライブに来て支えになってたら、解散しなかったかもしれないんだよ」という、見に行けなかった人にかける机上の空論の追い討ちが私は嫌い。はっきり言う。大嫌い。

確かに売れていない、月に何本ものノルマを払ってライブに出ている様なアンダーグラウンドに住んでいる芸人には1人の客はすごく支えになっているかもしれない。でも、やっぱり「かもしれない」でしかない。

芸人さんだって、人間。演者である前に人間。それぞれの人生がある。先が見えないとか、他に夢が出来たとか、恋人と結婚するからとか。色々ある。だから、解散する時は解散する。そんな時にいち客でしかない他人と1度きりの人生を秤にかける訳が無い。続ける上で微力な支えになれたとしても、辞める決意を覆す程の糧にはならない。第一「自分は彼ら(彼女ら)を支える為にライブに行く」という考えでライブに行ってたら楽しむ権利が義務に変わるし、その人達が解散してしまったら「私が居たのに!」というエゴの塊の様な怒りが生まれる。幸せが全部「損」に塗り潰されてしまう。すごく勿体ない。

 

じゃあ、どうして私が「解散してからじゃ手遅れ。行けるライブは行くべき」って言うのか。それは、単純明快「後悔しない為」それだけ。本当に好きなら、その気持ちを大切にして全力で好きでいる。そうすれば、いざ推し解散するという事になっても後悔はしない。全力で好きでいた分、そうじゃない人と較べたら辛さは半端じゃないと思うけれど、それでも後悔はしない。もどかしさが無いから。

 

結局何が言いたいのかというと、好きでいる理由を相手に委ねるなって話。